2019年1月31日木曜日

WESTRIDE 2019 SPRING & SUMMER COLLECTION スタート!!!!

”SURVIVE ON THE ROAD”


「SURVIVE=生き延びてゆく」。
文字通り、路上・人生には様々なトラブルが満ち溢れている。しかし、トラブルを越えた、その先には新しい世界が広がっている。それ故にこのワードには「乗り越えていく」という語彙が含まれているのだ。トラブルを通して実感する人々や出会いの素晴らしさ。それは、バイク乗りであってもそうでなくとも当然の事。自分自身を一回り成長させてくれる困難にしっかりと向き合い、今を精一杯、直向きに生きて、その先の光を目指そうというポジティブなメッセージを込めて展開する2019年春夏コレクション。

キーワードであるこの「SURVIVE」という単語を紐解いていくと、進化論を説いたイギリス科学者ダーウィンの言葉が思い出される。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but the one most responsive to change. 「最も強いもの、あるいは最も知的なものが生き残る訳ではない。最も変化に対応できるものが生き残る。」と。
この様に我々は、遠く古から、「困難に直面し、苦悶。そこから生き延びて成長する」。この連鎖を繰り返して現在に至るのである。

ある意味においては、「困難があるからこそ、成長する」ということも出来る訳なのだ。そして、近代史において我々が直面した最も甚大な困難、それが1939年から45年までの6年間で全世界を巻き込んだ「世界大戦」である。「困難」という言葉で表現することすら憚れる、人類史上最大の惨事であった。しかし、我々はこの凄惨な歴史を乗り越えて、その先の光を力強く手に入れていくこととなった。

その「世界大戦」という大惨事を乗り越えて、ここ日本が不死鳥の如き再生の後、見事な成長を遂げたのは周知のとおり。
資源に乏しいこの国が生き延びていく為に「必要だったこと」、或いは「出来ること」。それこそが「物作り」であった。物作りに必要な髙いスキルを磨き、その生産背景を構築していく事で、国際競争力を身に着け、経済大国の仲間入りを果たしていく。いずれ、それは「MADE IN JAPAN」と呼ばれるブランドとなった。戦後に憧れ続けたアメリカ。そして、アメリカに憧れるファッションとして若者に広がったアメリカンカジュアル。その憧れに近づくために培い続けた高い技術と清い志。しかし、大戦後70年以上を経た今、その日本経済を支えてきた生産産業の背景が衰退の一途をたどっている、という現実。現状はかつてない大変な困難に直面しているのだ…。


「合理化」そして「コストダウン」。波に飲み込まれ、一体どれだけの企業や産業が海外に流れて行ったのでしょう。これらは、企業や経済では確かに大切な動機です。しかしWESTRIDEは品質とは別の側面に流されて、海外生産に移行することはありません。憧れたアメリカの背中を越えた「MADE IN JAPAN」の誇り。工場・ブランド・ショップ・ユーザーなど、巡り合った人々と想いを合せて今を越えていきたいと願います。その先の光を目指して。混沌とした時代に、自分達の経験を通して新たに生み出される商品とそのストーリー。我々だからこそ立案できる発想、スキルがあってこそ可能な、その商品化。そこには「MADE IN JAPAN」の誇りと喜びが込められています。戦後日本を支え続けた優れた技術力と製造業。そう、「MADE IN JAPAN」のプライドは、常にシーンを牽引し続けるWESTRIDEの誇りと呼応してゆく…。

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